菅義偉首相は19日、大阪府内の新型コロナウイルス感染の拡大に歯止めがかからない現状について「極めて危機感を持って対応している。国と大阪府で病院確保に今、全力で取り組んでいる」と官邸で記者団に語った。吉村洋文府知事は同日、府庁で取材に応じ、対策強化に向けた見解を述べる。
吉村氏は、まん延防止等重点措置の適用から2週間となる19日からの感染状況を見極め、週内にも政府に緊急事態宣言を要請するかどうか判断する意向だ。首相は、緊急事態宣言発令の可能性を問われ「重点措置(を適用)中なので、状況を見ながら大阪府と相談して対応したい」と述べるにとどめた。
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大阪府の1日当たりの感染発表数は13日から6日連続で1000人を超え、18日は過去最多の1220人となった。重症者は18日時点で286人だが重症病床は既に不足し、42人が軽症・中等症の受け入れ医療機関での治療を強いられている。