鳥貴族が直営２３６店休業　飲食、大型施設など対応検討

　政府が４都府県での緊急事態宣言の発令を決めたことを受け、休業要請の対象となる酒類を提供する飲食店、大型商業施設は２３日、対応の検討を始めた。焼き鳥チェーンの鳥貴族ホールディングスは４都府県の直営２３６店を臨時休業する方針を固めた。外食大手ワタミも居酒屋業態の直営７８店舗を休業する一方、サイゼリヤは酒類の提供をやめて午後８時までの時短営業にする方針。影響は航空や旅行など他の業界にも及びそうだ。
　ワタミの広報担当者は「居酒屋はお酒がメインとなるので休業せざるをえない」と話した。焼き肉店など他の業態の店舗は酒類を出さず、時短営業とする。サイゼリヤは４００店弱、ファミリーレストラン「ガスト」などを運営するすかいらーくホールディングスは約８２０店で酒類提供をやめて時短営業とする方針。

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　プリンスホテル（東京）は東京、京都のホテルの飲食施設で、酒類の提供をやめて時短営業にすると発表した。飲食チェーンのグローバルダイニングは要請段階では休業しない方針を明らかにした。広報担当者は「命令であれば従う」と話した。