財務省は27日、新500円硬貨の発行を11月をめどに始めると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で現金自動預払機(ATM)や自動券売機の改修作業に遅れが出たため、2021年度上半期とした当初の予定から延期していたが、改修作業にめどがついた。
新しい500円硬貨の発行は現在の硬貨に替わった2000年以来21年ぶり。21年度は約2億枚を発行する。現行の500円硬貨は約50億枚流通しており、新硬貨発行後も利用できる。当面は回収された現行硬貨の一部を再び流通させて決済などの需要に対応する。
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新500円硬貨の図柄は現在とほぼ変わらない。偽造を防ぐため2色を組み合わせたり、貨幣の縁の内側に小さな文字を加えたりしたのが特徴だ。