バイデン米大統領は28日、上下両院合同会議で施政方針演説を行い「21世紀を勝ち抜くために中国や他の国々と競争している」と述べ、中国への対抗姿勢を鮮明にした。「専制主義が未来を勝ち取ることはない」とし「民主主義が機能することを証明しなくてはならない」と民主主義勢力の連携を訴えた。「米国は再び動きだした」と表明、トランプ前政権下の混乱や新型コロナウイルスの危機からの脱却を強調した。バイデン氏の議会演説は1月の就任後初めて。
中国の習近平国家主席に「米国がインド太平洋で強固な軍事力を維持するのは衝突を始めるためではなく防ぐためだと伝えた」とし、人権問題を追及する考えも伝達したと明らかにした。中国が技術力で米国に近づいていると危機感を示し「次世代の技術で優位に立たなければならない」と指摘。経済面では「米国は不公正な貿易慣行や知的財産や技術の窃取に立ち向かう」と述べた。(共同)
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