衣料品通販大手、ZOZO(ゾゾ)創業者の前澤友作氏(45)は13日、12月に日本人の民間人宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に向かうと発表した。前澤氏は宇宙飛行士訓練に入るための試験に合格し、6月中旬からロシアで約100日間の訓練に入る。
前澤氏は2023年に米宇宙企業、スペースXが開発中の次世代宇宙船「スターシップ」で月周回旅行を行うと発表していた。「一足先に宇宙を訪れることで期待や安心感を高めたい」と抱負を語った。訓練から渡航、帰還までの全行程を自身のYouTubeチャンネルで公開する予定だ。
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前澤氏は12月8日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられるロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、ISSに約12日間滞在する予定。操縦士としてソユーズに搭乗経験のあるロシア人飛行士らが同乗する。日本人が商業宇宙飛行するのは、1990年の秋山豊寛氏(当時TBS記者)以来31年ぶり2人目となる。
宇宙飛行士の山崎直子さん(50)は「宇宙が民間へ開かれた場になっていく象徴となることでしょう」とコメントを発表した。