サンリオ、１２年ぶり赤字　テーマパーク休園で

　サンリオが１４日発表した２０２１年３月期連結決算は、純損益が３９億円の赤字だった。通期の赤字は１２年ぶり。新型コロナウイルス対策でテーマパークを一時休園したことが直撃。ロックダウン（都市封鎖）が相次いだ海外でも、グッズ販売やキャラクターのライセンス収入が低迷した。
　売上高は前期比２５・７％減の４１０億円。サンリオピューロランド（東京都多摩市）の入場者数は６５・８％減、サンリオキャラクターパークハーモニーランド（大分県日出町）は５８・８％減と大きく落ち込んだ。
　今年４月２５日から再び休園したピューロランドは今月１４日に再開したが、客足がコロナ前の水準に戻るには時間がかかるとみている。２２年３月期は土地と建物の売却益で、純損益が２１億円の黒字になると見込む。

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