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国軍がクーデターで全権を掌握したミャンマーで「虚偽ニュース」を広めた罪で起訴、収監され26日ぶりに解放されたフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)が14日、最大都市ヤンゴンの国際空港で全日空機に搭乗し同日夜、帰国した。成田空港で記者団の取材に応じ「多くの人が力を尽くしてくれた。支援してくれた方にお礼を言いたい」と述べた。
北角さんは自身の帰国について「ヤンゴンで起こっていることを伝えたい気持ちがあったが、悔しい気持ちだ」と述べた。
ミャンマーで収監されていた北角さんは14日午前9時すぎ、警察車両に付き添われてワゴン車でヤンゴン国際空港に到着。待ち構えていた十数人の報道陣に車内から会釈した。全日空機で給油地の那覇空港を経由し成田空港に到着した。
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軍政は13日夜、国営テレビを通じ北角さんを解放する方針を表明。「ミャンマーと日本の友好関係、今後の両国の将来」を考慮したと説明した。
北角さんは元日本経済新聞記者で、ミャンマーに移り住みフリーで活動。会員制交流サイト(SNS)で国軍に抗議するデモの様子などを発信していた。