自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターの予約受け付けは、初日の17日から希望者が殺到した。大阪会場分は午後1時の開始から約25分間で用意した約2万5000件全てが埋まった。取れなかった高齢者には、大阪府内全域に対象を広げる24日以降に再度申請してもらう。東京会場も午前11時の開始から約9時間で、5万件のうち約4万1000件の予約が入った。
防衛省によると、ホームページと通信アプリLINE(ライン)の大きな混乱はない。今回は24~30日を接種時期としたが、東京会場で6月12~18日分として受け付ける設定ミスがあった。予約された722件は有効とする。東京、大阪会場では24日の開設に向け、設営や医師、看護師らの研修など大詰めの作業が進んでいる。
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大手町合同庁舎3号館を使う東京会場では、高齢者への配慮から階段に手すりを取り付けるなど庁舎を改装。予診票の確認から接種後の副反応のチェックまで同じ階で完結できるようにした。パーティション(仕切り板)で囲った接種用のスペースを庁舎4、7、10階の3つのフロアに計28カ所用意。接種前の問診は計27カ所準備する。