米人気歌手レディー・ガガ(35)は、動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」の番組で、19歳の時に音楽プロデューサーにレイプされ妊娠した過去を打ち明け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみ自殺を考えていたと告白した。米メディアが21日、伝えた。
ガガは「心が完全に壊れ」て、たびたび自傷行為に及んだと説明。「どこへ行っても黒い雲が追い掛けてきて、おまえに価値はない、死に値すると言われているような感覚」にさいなまれたと振り返った。
主演映画の楽曲で2019年にアカデミー賞を受賞して自身が認められた体験などを通じ立ち直るきっかけを得たが「たとえ素晴らしい日々が6カ月続いても、たった一度の引き金で気分が悪化し、死について考える」など、回復には時間を要するという。
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ガガは14年にラジオ番組でレイプ被害を公表。13年に発表した曲「スワイン(豚)」はその時の体験を基に作ったもので「多くの痛みを抱えていて、はき出す必要があった」と語っていた。
番組はメンタルヘルスをテーマにしたドキュメンタリーで、英王室の公務を退いたヘンリー王子と、3月に放送された王子夫妻のインタビューで司会を務めたオプラ・ウィンフリーさんが制作陣に加わっている。(共同)