職務質問中に転落死の男、強盗傷害容疑で書類送検

　東京都新宿区の会社事務所で７月、女性事務員を殴り現金約４５万円を奪ったとして、警視庁新宿署は２４日までに、強盗傷害の疑いで住所不定の男（５１）を容疑者死亡のまま書類送検した。１７日付。署によると、男は現場の会社から派遣される仕事をしており、事件当日、給料を受け取りに来ていたという。　署が指名手配し行方を捜査。８月上旬、文京区内のマンションで不審者がいるとの通報があり、警察官が男に職務質問したが、屋上の高さ約１・４メートルの柵を乗り越え転落死した。　書類送検容疑は７月２２日午後０時半ごろ、新宿区西新宿７丁目のビル１０階の事務所で、６０代の事務員を手提げ金庫で殴って軽傷を負わせ現金を奪った疑い。