首里城、外部からの侵入形跡なく放火可能性は低い 政府が全面的支援へ

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首里城、外部からの侵入形跡なく放火可能性は低い 政府が全面的支援へ
火災から一夜明け警察と消防が実況見分を行った=1日午前、那覇市首里(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】  那覇市の首里城で主要施設の正殿などが焼失した火災で、火元とみられる正殿内に出火直前、外部から侵入した形跡がなく、沖縄県警が放火の可能性は低いとみていることが1日、捜査関係者への取材で分かった。正殿内に設置されていた防犯カメラの映像を解析するなどし、判断した。出火の約1時間前に警備員が正殿内を見回り、異常がなかったことも、首里城を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」が明らかにした。 玉城デニー知事は再建に向けた協力要請のため、首相官邸で菅義偉官房長官と会談。本土復帰50年の節目に当たる2022年までに、再建計画を策定する考えを伝えた。菅氏は「財政的な措置も含め、全面的に支援する」と述べた。 財団などによると、現場周辺では10月27日から11月3日までイベント「首里城祭」を開催中。正殿前の中庭(御庭)では30日夜、伝統芸能「組踊」上演に向けた準備作業があり、業者ら4人が正殿内にも出入りした。 翌31日午前1時すぎに約70人が全て撤収し、同20分に警備員が正殿内などを巡回。その際異常はなかった。同2時34分に熱に反応するセンサーが作動、警備員が正殿北側のシャッターを開け中に入ると煙が充満しており、その後火柱を確認した。正殿では、センサーや24時間稼働の防犯カメラ7台以外に、電気を使う機器は作動していなかったという。 県警と消防は1日に計100人超で実況見分。2日も続ける。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 首里城、外部からの侵入形跡なく放火可能性は低い 政府が全面的支援へ