ひかりの輪の国賠請求棄却 公安庁文書巡り、東京地裁
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ひかりの輪の国賠請求棄却 公安庁文書巡り、東京地裁
元オウム真理教幹部上祐史浩氏(56)が設立した「ひかりの輪」が、公安調査庁が団体規制法に基づく観察処分の更新請求のために提出した文書に、出家した構成員の発言を曲解して記載したために名誉を傷つけられたとして、国に計7円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は19日、請求を棄却した。 氏本厚司裁判長は「公安庁が、当時把握していた情報や上祐氏らの発言を基に、構成員がサリン事件を正当化しているとみたことは不合理でない」と指摘した。 判決によると、公安庁は2011年11月、構成員がサリン事件について「長い目で見たら正しいことっていうのはあるのかもしれない」と述べたと記載したほか、松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=について「構成員は現在も『グル』と認識し、帰依心を保持している」とした文書を公安審査委員会に提出した。 ひかりの輪は「観察処分が適法だと仮定した上で、事実の真偽の十分な判断を避けた。控訴する」とのコメントを発表。公安庁は「妥当な判決だ」としている。
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