名城大で男性教員刺される　殺人未遂容疑で学生逮捕

教員が男子学生に刺される事件があった名城大学天白キャンパスの研究棟＝１０日午後５時５３分、名古屋市天白区（共同通信社ヘリから）【拡大】 　１０日午後４時５分ごろ、名古屋市天白区塩釜口１の５０１の名城大天白キャンパス研究実験棟１階の研究室で、男が４０代ぐらいの男性准教授をはさみのようなもので刺した。天白署によると、男性は病院に運ばれたが、命に別条はない。　天白署は、殺人未遂容疑で住所不詳、自称・名城大理工学部の野原康佑容疑者（２２）を現行犯逮捕した。　野原容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めており、同署が経緯を調べている。　名城大によると、男性准教授は理工学部に所属する４０歳で、野原容疑者は同学部の３年生。　天白署によると、男性准教授は首付近などを複数回刺されたとみられ、かなりの出血があった。駆け付けた警察官が、ズボンに血が付いた野原容疑者に事情を聴くと、自分が刺したことを認めたという。　大学職員の女性が午後４時１０分ごろ、「先生が刺された。意識はある」と１１９番した。　名城大によると、名城大は名古屋市内に三つのキャンパスがあり、約１万５０００人の学生が通っている。天白キャンパスには法学部や経営学部、農学部などがある。