【ヒューマン】82歳の林家木久扇、90歳でも現役!喉頭がんで一時声失っても衰えぬ落語家魂

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【ヒューマン】82歳の林家木久扇、90歳でも現役!喉頭がんで一時声失っても衰えぬ落語家魂
「しゃべる商売ですからきれいじゃないとね」。きれいに並ぶ歯は全て“自前”だ=東京・大手町【拡大】  落語家、林家木久扇(82)が芸歴60周年の年を迎えた。11日放送の自伝ドラマを皮切りに個展、落語会ツアーを敢行。幼少期の遊び場だった落語会の出発点、東京・日本橋浜町の明治座には息子の二代目林家木久蔵(44)、孫の林家コタくん(11)との三代凱旋が決まった。第二次世界大戦下の空襲や胃がん、喉頭がんに罹患(りかん)と数々の苦難を乗り越えてきた大御所は「あと10年、現役で頑張りたい」と落語界発展に力を注ぐ。(ペン・栗原智恵子、カメラ・福島範和) スーツ姿は高座と一味違う粋が漂う。昨年8月から禁煙し、毎朝のラジオ体操で体調も万全だ。 5月に開幕する全国約30カ所を巡る落語会ツアー。出発地の明治座には木久蔵、コタくんの3世代での出演が決まり、「宝を連れて戻って落語ができるのは不思議なこと。孫の高座の勇ましい姿を目に焼き付けたい」と目尻を下げた。 2007年に落語界初の親子襲名で全国82カ所を行脚しただけに期待がかかる親子孫の襲名にも前向き。「孫が高校生になって(落語家になりたいと)気がつくまで私や木久蔵の姿を見せておきます。今回がトリプル襲名の一石になればいいね」と落語界発展のために挑戦を惜しまない。 激動の昭和、平成を駆け抜けてきた。木久扇は日本橋久松町で雑貨問屋を営む父、信雄さんと母の縫子さんの長男として誕生。妹2人、祖母、おばと連れ子、番頭と奉公人の大家族の中で育った。「店は木造3階建て。家のまん前が元久松侯爵邸だった久松署長の屋敷、その右手が久松警察署…」と切り出し、「警察署の下の牢屋に築地の小劇場で新劇をやっていた東野英治郎さんが入ったことも。リポーター時代に水戸黄門のふん装をした東野さんから伺いました」と懐かしそうに逸話を披露した。 【続きを読む】
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