沖縄で豚コレラ４例目　１８００頭超殺処分へ

　沖縄県は１５日、うるま市の養豚場で県内４例目となる豚コレラ（ＣＳＦ）の感染を確認したと発表した。県の聞き取り調査では１８２５頭を飼育しており、殺処分の対象となる。県は１４日に、同市と隣接する沖縄市で３例６養豚場の全７３２６頭（速報値）の殺処分と埋却作業を終えていた。殺処分の総数は９０００頭を超える見込みとなった。　県内ではうるま市の養豚場で８日、１９８６年以来の感染を確認。県によると、今回の養豚場は約１００メートル先にあり、１４日に豚が死んでいると通報。精密検査で１５日に判明した。　県は、最初に感染が確認された養豚場から半径３キロ圏内を「移動制限区域」として検査。１０日には沖縄市での感染も判明し、検査の範囲を１０キロ圏内に広げた。