地球最後まで「100秒」 終末時計、過去最短に

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地球最後まで「100秒」 終末時計、過去最短に
 米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は23日、核戦争発生の危険性などを評価し、地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「終末時計」の最新時刻を「100秒」と発表した。1947年の創設以来、過去最短となった。 核と地球温暖化の脅威が深刻になっているのが主な原因。2018年と19年はいずれも「2分」で、米国と旧ソ連が冷戦下で水爆開発を過熱させた1953年と並び、これまで過去最短だったが、世界はさらに危機的になっていると警鐘を鳴らした。 時刻の判定に参加した潘基文・前国連事務総長は米首都ワシントンでの記者会見で「世界の指導者は危機を否定したり無視したりせず、集中して対処するべきだ」と指摘。イラン核合意や温暖化対策の枠組み「パリ協定」といった多国間の協調を軽んじるトランプ米政権の姿勢などに懸念を示した。 終末時計の時刻は、ノーベル賞受賞者ら専門家が過去1年の世界情勢に基づき決定している。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 地球最後まで「100秒」 終末時計、過去最短に