ズーム利用者、３億人超に　在宅勤務、遠隔授業で活用広がる

　ビデオ会議システムを運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは２２日、１日当たりの利用者が３億人を超えたと明らかにした。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務や遠隔授業で活用が広がっている。　昨年末の利用者は１０００万人だったが、３月に２億人以上に急増。プライバシーや安全性に関する問題が判明し、一部企業は使用を制限しているものの、利用者の拡大は続いている。ズーム社は安全強化策を相次ぎ打ち出している。　ビデオ会議システムを巡り、シスコシステムズやマイクロソフトのサービスも利用が拡大。フェイスブックは４月上旬、通信アプリ「メッセンジャー」のパソコン版を発表。大画面のビデオ通話の需要増に対応した。　お酒を飲みながら友人らと語り合う「オンライン飲み会」も開かれ、新たなコミュニケーションツールになっている。（共同）