志村さん新番組、フジで２８日スタート　千鳥・大悟、アンタ・柴田らがコント魂継承

　新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったタレント、志村けんさんの新番組「志村友達」（火曜深夜０・５５、関東ローカル）がフジテレビ系で２８日からスタートすることが２３日、分かった。　フジの深夜帯で放送される志村さんの冠番組は通算１８作目で、ＭＣは故人とバラエティーで多数共演したお笑いコンビ、千鳥の大悟（４０）とアンタッチャブルの柴田英嗣（４４）が務める。　「志村友達」は当初、「志村でナイト」の後番組として、志村さんはじめ大悟、柴田と豪華ゲストとのトークを中心とした内容で４月にスタートする予定だった。しかし、“座長”は突然コロナに襲われ、先月２９日に死去。収録は一度も行われることはなかった。　国民が悲しみに暮れる中、フジ編成部の安永英樹氏は「志村さんのゴールデン枠では見られない“深夜ならではのコント”の数々をこのまま眠らせるのはあまりにももったいない」と新たな構成で新番組の“継続”を決意。これまで一緒に仕事をしてきた制作スタッフが珠玉の“志村流コント”をセレクトし、ＭＣの大悟と柴田が当時の映像を見ながらゲストとトークする新たな内容で放送することになった。　志村イズムを受け継いだ大悟は今回、初めて恩人についてコメント。「志村さんの番組なので、志村さんに怒られないようにマジメな顔してパンティーはいて収録に臨みます」と芸人魂をかけて約束。柴田は「一視聴者として皆さんと一緒に楽しみたい。変な柴田と変な大悟もよろしくお願いします！」と“変なおじさん”と再会する初収録を待ちわびている。★初回ゲストは肥後と上島　初回ゲストは、「志村けんのバカ殿様」の家来役でもおなじみのお笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の肥後克広（５７）と上島竜兵（５９）。“殿”とは公私ともに親交が深かっただけに、とっておきの秘話も飛び出しそうだ。収録は放送前日の２７日に行われる予定。