岡江さん、みんなに愛された“はなまる”な元気と笑顔

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岡江さん、みんなに愛された“はなまる”な元気と笑顔
岡江久美子さん【拡大】

 新型コロナウイルスによる肺炎で死去した岡江久美子さん(享年63)は、爽やかな美貌と明るく竹を割ったような性格で、女優業にとどまらず、クイズ番組の解答者、情報番組の司会とマルチに活躍。NHKクイズ番組「連想ゲーム」の共演で結婚した夫の俳優、大和田獏(69)とはおしどり夫婦と呼ばれ、一人娘の大和田美帆(36)も同じ女優の道を歩むなど、芸能界一家としても知られた。 岡江さんの芸能界入りは懸賞好きがきっかけだった。片っ端からはがきを出し腕時計などを当てまくった高校時代、「もし選ばれたら何か景品がもらえるんじゃないか」と、日本テレビ系「水滸伝」の「ミス水滸伝」に応募。落選したが、最終審査後に声をかけられてNAC演技研究所に入り、人生が一転した。 デビューは高校3年の1975年。TBS系テレビ小説「お美津」のヒロインに100人超の応募者から選出。「ドラマを見ても、台本を読んでも泣けちゃう」というほどの感受性の強さが決め手となった。 以後、確かな演技力と気品を感じさせる顔立ちを武器にNHK大河「花神」(77年)、TBS系「古都」(80年)など話題作に出演し、売れっ子に。ジャズシンガーとして歌手デビューしたり、清純派イメージを覆すヌード写真を週刊誌で披露したこともあった。 78年から5年間出演したNHK「連想ゲーム」では、頭の回転の速さと抜群のひらめきで紅組のエース解答者に。白組解答者の獏と5年の交際を実らせ、83年に結婚。一人娘の美帆をもうけた。 91~99年のTBS系昼ドラ「天までとどけ」で新聞記者の夫と13人の子供を支える大家族の母親役が当たり役に。同局がオウムビデオ事件でワイドショーから撤退した96年、薬丸裕英(54)と朝の情報番組「はなまるマーケット」の司会に抜てきされた。 竹を割ったような明るい性格の一方、早口でおっちょこちょいの一面もあり、主婦層の心をがっちりつかんで高視聴率を獲得。2014年まで17年半も務めた。獏が98年から09年までテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」の司会を務め、夫婦が情報帯番組に時間差で11年間レギュラー出演したことも話題となった。 獏とは互いの仕事に干渉しないスタイルで13年に「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。15年に誕生した孫に「久美ちゃん」と呼ばせるなど家族仲が良かっただけに、一家のショックは計り知れない。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 岡江さん、みんなに愛された“はなまる”な元気と笑顔