戸田恵子　増岡弘さんは『アンパンマン』１５００回の収録時には「もう天国から…」

　女優、戸田恵子（６２）が２６日、自身がパーソナリティを務める、ニッポン放送「オトナクオリティ」（日曜後２・０）に出演。３月２７日に直腸がんのため８３歳で亡くなった声優で俳優、増岡弘さんをしのんだ。　戸田は、３月２３日に人気アニメ「それいけ！アンパンマン」が１５００回目の収録を行ったことを、ジャムおじさん役を長年務めていた増岡さんにメールで知らせたものの、返信がなかったことを明かした。訃報を知ったときに「あの１５００回の収録の時点では、もう天国から、私たちの収録を見ててくれたんだなと」「それを知った瞬間に、なんか涙がドバドバドバとあふれ出て」と振り返った。　確認はしていないものの、１５００回の収録を増岡さんも知っていたため、事務所のスタッフもあえてその日には増岡さんの死を知らせなかったのかもしれないと語り、「とにかく私たちは知らずにあの日浮かれちゃって。１５００回だあなんて言っていたんですけど…実はまあ、おそらくは（天国から）見ていてくれたんだなと思って。とても胸が締め付けられる思いがしました」と故人をしのんだ。増岡　弘（ますおか・ひろし）　１９３６（昭和１１）年８月７日生まれ。埼玉県出身。東京芸大を中退後、舞台美術の仕事などを経て俳優に。６３年にテレビ朝日系アニメ「狼少年ケン」の大熊役を演じてからは声優の活動が主体になる。「サザエさん」のマスオ役、「それいけ！アンパンマン」のジャムおじさん役のほか、「サイボーグ００７」の００５（ジェロニモ・ジュニア）役や「魔法のプリンセス　ミンキーモモ」のフェナリナーサ国王役などを演じた。