GDP算出方法、コロナで変更 消費急減反映へ異例対応

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GDP算出方法、コロナで変更 消費急減反映へ異例対応
 5月18日に公表予定の1~3月期の国内総生産(GDP)速報値に新型コロナウイルスの影響を反映させるため、内閣府がGDPの算出方法を変更することが27日、分かった。通常の方法では宿泊や飲食などサービス関連の消費が3月に外出自粛で急減したことを十分に織り込めず、実際の経済情勢より高めの成長率になる可能性が高いことから異例の対応を取る。 3月のサービス関連統計が判明するのは5月末のため、通常は1~2月の数値などから3月分を推計してGDP速報値を算出している。ただ、今回は3月に外出自粛が急速に強まっており、1~2月の傾向とは大きく異なる。このため内閣府は普段は算出に使わない宿泊・飲食・交通関係の業界統計や、業界大手企業のデータ、企業への聞き取り調査の結果などを使って3月のサービス消費を推計する。 GDPはさまざまな関連統計を使いながら、個人消費や設備投資など分野別に国内の経済活動で一定期間に生み出された「付加価値」の総額を算出する。算出方法は経済に大きな動きがあった場合に変更することがあり、過去には東日本大震災があった2011年1~3月期のGDP速報値で実施した。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) GDP算出方法、コロナで変更 消費急減反映へ異例対応