北京、感染警戒を一部緩和　市外から訪問、隔離なしに

　北京市当局は２９日、新型コロナウイルス感染症に関する警戒レベルを３０日午前０時（日本時間同１時）に４段階の最高水準から２番目に引き下げると発表した。国内で「低リスク」と認定されている地域から北京へ戻る人や出張に来る人は、隔離措置がなくなる。湖北省や中国本土外から来る人に対する隔離は続ける。中国メディアが伝えた。　これまでは市外から訪れた人に一律隔離を求めていた。５月１日から労働節（メーデー）の５連休が始まることに加え、５月２２日に北京で始まる全国人民代表大会（全人代）を見据えた緩和とみられる。北京市は図書館や博物館も順次再開するとした。カラオケや映画館などは閉鎖が続く。（共同）