安倍首相、東京五輪「完全開催」に終息不可欠

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安倍首相、東京五輪「完全開催」に終息不可欠
参院予算委で答弁のため挙手する安倍首相=29日午後【拡大】

 安倍晋三首相は29日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス感染拡大で来年夏に延期された東京五輪・パラリンピック開催に関し「終息していない中では『完全な形』で実施することはできない」と述べ、世界的な感染終息が不可欠だとの認識を示した。 同時に「その意味でも薬やワクチンは大変重要な意味を持ってくる」として開発を急ぎたい意向を強調した。 立憲民主党の白真勲氏が「国民が一番心配しているのは、1年延期で大丈夫かということだ」と質問。首相は「人類がコロナウイルス感染症に打ち勝った証しの大会にしなければならない。そういう状況でなければ、なかなかこの大会は難しい」と述べた。 ワクチンの開発に関しては「米国などで早ければ今年秋ぐらいに、人に対する接種が可能となるのではないかとの話も聞いている」と言及した。 首相は3月の国会審議で、東京五輪の「完全な形」での開催条件について「わが国のみならず、全ての参加国が万全な状態で参加できることが重要だ」と表明していた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 安倍首相、東京五輪「完全開催」に終息不可欠