コロナ肺炎で赤江アナ入院　子育てのため自宅療養も症状悪化「あのままにしていたらと思うと少し怖い」

　１８日に新型コロナウイルス感染症を公表したフリーアナウンサー、赤江珠緒（４５）が２９日、肺炎で入院したと発表した。１５日の発症後、１度目のエックス線検査では軽症と診断。自宅待機で陰性の長女（２）の世話をしてきたが、３７度５分の発熱は引かず、医師の指示で受けた再検査で肺炎と分かり、２５日に入院した。現在の症状は落ち着いているが、赤江アナは文書で「あのまま（自宅待機）にしていたらと思うと少し怖いです」と明かした。　新型コロナに感染後、軽症と診断され、自宅療養をしていた赤江アナが肺炎で緊急入院した。　２９日生放送でパーソナリティーを務めるＴＢＳラジオ「たまむすび」に寄せた文書「我が家の場合」で発表。約２７００字の長文で入院の経緯や療養と子育ての両立についての苦労などを明かした。　１５日の発症後、３７度５分の発熱や、味覚障害、多少の胸の痛み、せきの症状があったが、当初のエックス線検査では肺炎などはみられなかった。　夫でテレビ朝日系「報道ステーション」でチーフディレクターを務める夫は１１日に発熱。１５日に感染が確認されて入院した。一方の赤江アナは発症後、解熱剤を服用しながら陰性の長女（２）との生活を続けた。　解熱剤では症状が一時的に緩和するも、娘の世話などで十分な睡眠時間を確保できず「正直、結構きつい状況でした」と吐露。そのため症状は改善せず、医師の指示で２度目のエックス線検査と血液検査を受けたところ肺炎が判明。発症から１１日目の２５日に入院した。　赤江アナは「今は症状は落ち着いていますが、あのまま（自宅待機）にしていたらと思うと少し怖いです」と吐露。　自宅では「隔離、孤立の中での、未知との病との闘い」と不安を抱えつつ、子育てに対する責任感もあり「（症状は）それほど悪くなっていない気もするしなぁ～。もう少し様子をみるか」と判断。しかし、「自分で判断するのはかなり難しいというのが実感」と振り返り、肺の再検査など「必須でできる体制ができないだろうか…そうすれば救える命も増えるのでは」と提案した。　赤江アナは万が一の感染拡大を危惧し、苦渋の選択で長女との生活を決めたとみられる。保護者が感染した際の対策について「どうしても必要になってくるので、期待したい」と力説。夫は一時肺炎が重症化するも現在は回復して退院し「相変わらず元気」という長女と自宅で過ごしている。　自身については「油断せずに療養いたします」と約束し、「残酷な事態の打開策が、世の中から生まれてきてほしい」と切に願っていた。★石田純一、クドカンは「アビガン」などで好転　俳優の石田純一（６６）は、コロナによる肺炎で１４日から入院中。２２日付本紙紙面で単独インタビューに応じ、インフルエンザ治療薬「アビガン」の服用で症状が好転したと明かした。同じくコロナで入院し、現在は経過観察も終わり、自宅で過ごす脚本家、宮藤官九郎（４９）も「アビガン」の投薬などで回復したと告白。２３日にコロナによる肺炎で死去した岡江久美子さん（享年６３）は３日に発熱し、自宅療養していたが、６日に急変して入院。ＩＣＵで治療を受けたが、帰らぬ人となった。