名脇役・志賀廣太郎さん死去、71歳 役所広司、北大路欣也らから悲しみの声

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名脇役・志賀廣太郎さん死去、71歳 役所広司、北大路欣也らから悲しみの声
穏やかな性格で誰からも愛された志賀さんが死去。芸能界は深い悲しみに包まれた=2008年撮影【拡大】

 ドラマ「三匹のおっさん」「陸王」などで知られる俳優の志賀廣太郎さんが20日に誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去していたことが30日、分かった。71歳。昨年4月に受けた脳血栓の除去手術により右半身と失語症の後遺症があり、川崎市内の介護施設に入居。「陸王」で共演した俳優、役所広司(64)らに励まされて順調に回復し、年内の復帰を目指していた。遺族の意向で葬儀は29日に近親者のみで行われており、後日、所属する「青年団」の劇団葬としてお別れの会を開催する予定。 ドラマや映画、CMに欠かせない渋い美声の遅咲き名バイプレーヤーが、新型コロナウイルス感染拡大余波の最中、ひっそりと旅立った。 関係者によると、志賀さんは4月20日午後6時頃、入居先の川崎市内の介護施設で意識がもうろうとしていたため、家族の許可を得て緊急搬送。病院到着時は心肺停止しており、意識が戻らないまま、同8時20分に亡くなった。入居施設で新型コロナウイルス感染は確認されておらず、志賀さんも感染の疑いはないという。 志賀さんは2018年4月に体調不良で19年放送のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」を降板。復帰後の昨年4月には脳血栓の緊急除去手術を受け、出演中のテレビ東京系ドラマ「きのう何食べた?」を降板した。 その際に残った右半身のまひと失語症のリハビリのために入所した介護施設には、役所やエッセイストの阿川佐和子(66)ら「陸王」共演メンバーが見舞いに。今年2月には手すりにつかまった状態で歩けるようになり、日常会話ならできる状態に回復。「年内に朗読劇かナレーションで復帰できれば」と話していたという。 ただ、新型コロナウイルス感染拡大で家族以外の施設での面会は2月27日から不可に。関係者は「いろんな方がお見舞いに来られていたので、最後の1カ月半は本人も寂しかっただろう」とコロナ禍を悔やんだ。 役所は所属事務所を通じて、「『陸王』の現場では俳優部の先生のような方でした。チームには欠かせない存在でした。とても良い俳優さんを亡くしました。残念です」とコメント。「三匹のおっさん」で共演した北大路欣也(77)も「(泉谷しげるを含めて)三匹そろって暴れまくった撮影現場、志賀さんの魅力的な声、懐の深さ、素晴らしい出会いに感謝の思いでいっぱいです」と追悼した。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 名脇役・志賀廣太郎さん死去、71歳 役所広司、北大路欣也らから悲しみの声