にぎわいなく異例のゴールデンウイーク　交通機関も混雑なし

　全国に緊急事態宣言発令中のゴールデンウイークは後半に入った。日本列島各地で気温が上昇し、陽気に包まれた２日、交通機関や行楽地は例年とは異なり、人がまばらで激しい混雑とならなかった。新型コロナウイルスの感染を防ごうと、不要不急の外出や移動を自粛する呼び掛けが続いており、各地からにぎわいが消えた異例の大型連休が続きそうだ。　ＪＲ各社によると、新幹線では大型連休に入って連日、自由席の乗車率が０％の列車が出ている。予約も激しく落ち込み、大量の空席を抱えたまま運行している。２日朝、東京駅の新幹線ホームは利用客が少なく、がらんとした状態だった。　空の便は感染拡大で国内、国際線とも欠航が続出。国土交通省のまとめでは、４月２９日から５月６日までの予約者は前年同期比で国内線９３％減、国際線９８％減となっている。高速道路は休日割引を適用せず、交通量を減らす。２日も渋滞は起きていない。