四天王寺が完全閉鎖　好天で参拝者相次ぎ

四天王寺の境内への門の前に、看板と柵を設置する僧侶ら＝２日午前、大阪市天王寺区【拡大】

　大阪市天王寺区の四天王寺は２日、境内への人の出入りで新型コロナウイルスの感染が拡大することを防ぐため、主要な五つの門を閉鎖した。寺は聖徳太子が６世紀に創建したとされるが、４月１０日からは初めて約３０ある堂塔や宝物館、庭園、霊園などを閉じていた。それでも敷地自体には入れたため、外出自粛が続く中で広い境内が市民の憩いの場になっていたが、完全閉鎖とした。　寺によると、大型連休に入って好天が続き、訪れる人が相次いでいた。閉鎖の期限は５月末までで、開門は状況を見て判断する。祈祷や先祖供養は郵送で受け付ける。