森光子さんと癒やし時間 5・9生誕100年…ニッポン放送でオマージュ特番

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森光子さんと癒やし時間 5・9生誕100年…ニッポン放送でオマージュ特番
2000年にパーソナリティーを務めた当時の森さん。明るい笑顔がなつかしい【拡大】

 2012年に死去した国民的女優、森光子さん(享年92)の生誕100年となる5月9日に、ニッポン放送「今日で生誕100年!森光子さんへのオマージュ」(後3・0)が放送されることが3日、分かった。3月に発売した書籍「百歳の放浪記」(中央公論新社)に続く生誕100年プロジェクト第2弾。“日本のお母さん”と慕われ続けた森さんの秘蔵音源は、コロナ禍のリスナーに生きる勇気を与えるはずだ。 テレビドラマで何度も母役を演じたことから“日本のお母さん”と呼ばれた森さんの“金言”が、「母の日」の前日にオンエアされる。 大阪で活動していた昭和20年代からラジオ出演をしていた森さん。拠点を東京に移し、代表作「放浪記」など舞台やテレビで活躍の場を広げながら、大好きなラジオにも出演してきた。 同局では、1988年の「ミュージックソン」や2000年の「歌手・森光子~川の流れのように」など多くの番組に出演。今回の生誕100年特番では、第二次世界大戦中に日本軍の慰問団として中国、南方を兵士同様に巡り、戦火を逃れた経験から生まれた言葉を秘蔵音源の中から厳選した。 「今日を大切に生きてください。明日のために」「目標に向かってあきらめないで」といった励ましや後輩たちに向けられたエールなどを紹介。「頑張れ」の代わりに「一生懸命やんなさい。自分のことを信じて。あなたたちには未来がある」などと声を掛けてきた森さんの肉声は、新型コロナウイルスの脅威と戦う国民にとって大きな癒やしにもなりそうだ。 特番の進行を担当する元ニッポン放送のフリーアナウンサー、上柳昌彦(62)は、00年の「-川の流れのように」で森さんと初共演。森さんが09年に88歳で「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを務め、史上最高齢記録を樹立した際も共演しており、「笑福亭鶴瓶さんと3人で担当した09年の『オールナイト-』の貴重な音源も放送されます。ぜひお聴きいただければ」とアピールした。また、森さんの代表作「放浪記」を何度も観劇した上柳と生誕100年本「百歳の放浪記」の著者、川良浩和氏の対談も必聴だ。 結核で肺を片方失いながら、89歳まで舞台に立ち続けた森さんの力強い言葉は、コロナ禍で揺れるリスナーに希望と“乗り越える心構え”を授けてくれるに違いない。★遺品展など延期に 森さんの生誕100年プロジェクトは、3月に発売された、縁のある人たちの証言を集めた「百歳の放浪記」を皮切りにスタートしたが、直後に新型コロナウイルス騒動が勃発。生誕100年を迎える今月9日から、森さんが半世紀にわたりCMキャラクターを務めた「タケヤみそ」の長野・諏訪市の工場敷地内で遺品展が開幕する予定だったが、延期になった。今回のラジオ特番はファン待望のプロジェクト第2弾となる。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 森光子さんと癒やし時間 5・9生誕100年…ニッポン放送でオマージュ特番