緊急事態宣言延長余波…7月期連ドラ、来年延期も 「4月期」の撮影再開は6月初旬以降に

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緊急事態宣言延長余波…7月期連ドラ、来年延期も 「4月期」の撮影再開は6月初旬以降に
 新型コロナウイルスの感染拡大防止で緊急事態宣言が31日まで延長されたことを受け、7月期の民放連続ドラマが来年にスライドする可能性が4日、浮上した。撮影を中断している4月期は、織田裕二(52)、木村拓哉(47)、堺雅人(46)ら豪華主演陣の作品が多数あるが、6月以降の再開では放送が困難な状況。そのため、東京五輪・パラリンピック中継を考慮して通常より少ない放送回数で準備が進められていた7月期作品の延期案が上がっている。 コロナ禍で窮地に追い込まれても、ドラマ作りへの情熱は変わらない。民放各局は視聴者の期待に応えるべく、大胆な編成戦略に着手する。 放送延期の4月期は話題作が多数。2話まで放送された織田裕二とHey!Say!JUMP・中島裕翔(26)の最強バディが活躍するフジテレビ系「SUITS/スーツ2」(月曜後9・0)やボディーガード役のキムタクが躍動するテレビ朝日系「BG~身辺警護人~」(木曜後9・0)。前作は最高視聴率42・2%を記録したTBS系「半沢直樹」(日曜後9・0)などが控える。 この日、政府の緊急事態宣言が6日から今月末まで延長が決定。TBSは今月末まで撮影やロケの休止延期を決めた。各局の制作側は当初、再開は5月下旬とにらみ準備を進めてきたが、多くの関係者は「再開は早くても6月初旬から中旬」と推測。スケジュールの再々調整を強いられる。 同時期に再開したとしても、放送開始は“撮って出し状態”で同中~下旬から。通常通り10話程度を放送した場合、7月期のスタートに影響する。4月期は豪華キャストの話題作ぞろいで、関係者は「物語の短縮は難しい」と明かした。 そこで浮上しているのが、7月期の作品を来年同月期へのスライド案だ。東京五輪・パラは来年7月に延期。7月期の作品は元々、五輪中継の関係でボリュームを抑えており、編成担当者は「五輪とセットで考えるのが妥当」と説明する。 7月期をめぐっては、フジが夏~10月期放送で上野樹里(33)主演の「監察医 朝顔2」を制作。各局で対応は異なるが、民放上層部は「どのような対策にしても苦渋の決断。編成、制作、営業面で莫大な労力は避けられない」と指摘。 その上で「今回はドラマだけでなく、同じく撮影や製作ができない映画界や演劇界と協調しなければ、この難局は乗り越えられないし、早めの判断が求められる」と力説。業界全体に“ONE TEAM”を訴えた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 緊急事態宣言延長余波…7月期連ドラ、来年延期も 「4月期」の撮影再開は6月初旬以降に