吉村知事、緊急事態宣言の延長は「出口が見えるような戦略を示してほしかった」

　大阪府の吉村洋文知事（４４）が５日、フジテレビ系「とくダネ！」（月～金曜前８・０）にリモート出演。緊急事態宣言が５月３１日まで延長されることについて言及した。　緊急事態宣言の延長をどう見たのかと問われた吉村知事は「国民のみなさん、国、自治体が一致団結してなんとか５月末まで協力しながら、感染を抑え込むことが重要」とコメント。その上で「出口の見えないトンネルではなくて、出口が見えるような出口戦略を示した上での延長をやってもらいたかった」と苦言を呈した。　また、番組では、緊急事態宣言の延長を受けて、これまで営業を自粛していた店舗が、再開する動きを紹介。吉村知事はこの動きについて「今回この延長するんであれば、単に延長だけじゃなくて、どうやってそれを支えていくかというメッセージを強烈に出すべきじゃないかなと思います」と充実した支援をすべきだと主張し、「１日１日が死活問題だっていうのをもっと強く意識すべきじゃないかなと思います、われわれ政治の方は。給料減りませんから。給料減らないグループが、この方針を決めてる」と自らを含めた国や自治体が、危機感を持つべきだと語った。