吉村知事、大阪モデルは「命と経済ではなく命と命の比較」

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吉村知事、大阪モデルは「命と経済ではなく命と命の比較」
新型コロナウイルス関連 新型コロナウイルス対策本部会議で発言する大阪府の吉村洋文知事=5日午後5時0分、大阪市中央区の大阪府庁(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】

 大阪府の吉村洋文知事(44)が6日、「かんさい情報ネットten.」(月~金曜後4・48)に生出演。前日5日に自粛要請の解除へ向けて独自基準を示した「大阪モデル」について「命と経済ではなく、命と命の比較」と、経済活動の再開も“命”を救うと訴えた。 「経済対命のはかりと言われるんですけど、命と命のはかりなんです。失業して経済が崩壊したときに、お金の問題はいくらでも解決できるわけですよ。でも、そこでどうしても失業や倒産が増えてくると命を落としてしまう人がいる。あってはならないことですけど、これを防がないといけない。ここの命を守らないといけない。ここの命は報道されないんですよ」 5日に発表した「大阪モデル」は、自粛要請解除への3条件を具体的な数値を示している。吉村知事は2008年のリーマンショックの際、約9000人が経済を理由に命を落とし、景気のいいときでも3000人が亡くなっていることを指摘した上で、「そっちの命も守らないといけない。命と命の比較なんです。どっちも守らないといけない。だからこそ、みんなが納得いく基準がいるというのが一番の問題意識です」と、感染拡大防止だけではなく、命を守るための経済活動再開とのバランスを強く訴えた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 吉村知事、大阪モデルは「命と経済ではなく命と命の比較」