北朝鮮、韓国軍訓練を非難　「必要な反応する」と警告

　北朝鮮の人民武力省（国防省）報道官は７日付の談話で、韓国空軍と海軍が６日に黄海上で行った合同訓練について南北合意に反すると非難、「決して見過ごせない重大な挑発であり、必要な反応をするしかない状況だ」と警告した。朝鮮中央通信が８日伝えた。　談話は、訓練は南北が互いに軍事的な敵対行為を禁じた２０１８年９月の合意に全面的に逆行する背信行為だと主張。「敵がわれわれをたたこうと騒いでいるのに、じっと座っていると思うか」と強調した。　韓国メディアによると、訓練にはＦ１５戦闘機やＦ１６戦闘機など約２０機と高速艇が参加。「敵」による領海侵犯や海岸からの砲撃に対応し、攻撃拠点を撃破するとの想定で行われた。黄海では過去に何度も南北間の軍事衝突が起きている。　ラヂオプレス（ＲＰ）によると、人民武力省（１６年に人民武力部から改称）の報道官談話が伝えられるのは１３年３月以来、７年ぶり。（共同）