コービー・ブライアントさん妻が訴え　事故現場撮影で精神的苦痛

　１月にヘリコプター事故で死亡した米プロバスケットボールＮＢＡの元スター選手、コービー・ブライアントさんの妻バネッサさんは８日、ロサンゼルス郡保安官事務所の当局者が事故現場の写真を私的に撮影して他人に見せるなどし、精神的苦痛を受けたとして同事務所への不服を申し立てた。米紙ロサンゼルス・タイムズなどが報じた。　バネッサさん側は、現場で当局者らが捜査目的でないにもかかわらず携帯電話で遺体などを撮影したと主張。プライバシーを侵害されたとし、関係者の処分を求めている。　同紙によると、保安官事務所は問題を把握した後も公表せず、保安官は当局者らに対し写真をひそかに削除するよう命じたという。同紙は証拠隠滅に当たる可能性にも触れている。　ブライアントさんを乗せたヘリは１月２６日、娘ジアナさんのバスケットボールの試合に向かう途中、ロサンゼルス郊外で墜落。ジアナさんを含む計９人が死亡した。（共同）