ワタナベエンタ、お笑い公演有料生配信

ワタナベエンターテインメントの有料生配信お笑いライブに出演したハナコの左から菊田竜大、秋山寛貴、岡部大【拡大】

　大手芸能事務所、ワタナベエンターテインメントのお笑い芸人が出演する定期公演「ＷＥＬ」「ＷＥＬ　ＮＥＸＴ」が１０日、有料課金制生配信で開催された。　新型コロナウイルスの影響で３月から観客を入れた公演を中止しており、同社は笑いの火を絶やさぬために有料生配信という形で再開。１０００枚のチケットは完売。四千頭身、ハナコ、Ａマッソら人気芸人が新ネタを披露し笑いを届けた。　公演は感染防止対策を徹底し、出演者やスタッフが会場入りする際に検温し、楽屋は１組ずつにして室内に空気清浄機を設置。出演者は漫才やコントのネタ中もソーシャルディスタンスを保ち、出演者の間にはビニールで作られたコロナシールドを置いて飛沫を防ぎ、出番が終わる度にマイクとコロナシールドをアルコール消毒した。　四千頭身はトリオのうち２人ずつで漫才を披露する新境地。石橋遼大（２３）は公演を終え、「僕らにしかできない、僕らじゃなきゃできない漫才になっていると思います。こんな状況だからこそでき上がった漫才」。ハナコは、「お客さまの力により、われわれ芸人一同、久しぶりに楽しいライブを開催できました！　まだまだ乗り越えていかないことはたくさんありますが、今後ともＷＥＬをよろしくお願いします」と苦境にもめげずに笑いを届けることを誓った。