松任谷夫妻、角川氏と23年ぶりタッグ!「みをつくし料理帖」主題歌手掛ける

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松任谷夫妻、角川氏と23年ぶりタッグ!「みをつくし料理帖」主題歌手掛ける
解禁された映画ポスター。松本(右)と奈緒(左)の表情が切ない【拡大】

 シンガー・ソングライター、松任谷由実(66)と夫で音楽プロデューサー、松任谷正隆氏(68)が時代劇映画「みをつくし料理帖」(10月16日公開)の主題歌を手掛けることが10日、分かった。女優、松本穂香(23)主演の同作は、角川春樹監督(78)が最後の作品と公言する話題作。縁のある角川氏と23年ぶりにタッグを組む夫妻は、楽曲「散りてなお」を制作し、歌手、手嶌葵(あおい、32)が歌う。また、映画ポスターも解禁された。 角川氏が自身の集大成と位置付ける渾身作「みをつくし料理帖」。その情熱に応えるべく、松任谷夫妻が優しい歌詞とメロディーを紡いだ。 同作は人気同名時代小説が原作。主演の松本が大坂に生まれ、江戸にやってきた天涯孤独の主人公の澪を演じ、苦難を乗り越えながら女性料理人の修業に励む姿を描く。 主題歌「散りてなお」は、ユーミンの作詞作曲で正隆氏が編曲を担当。今作を鑑賞して感銘を受けた夫妻は、故郷・大坂への思いを胸に生きる澪に思いを重ね、心の中では色あせない故郷や大切な人をテーマに制作した。 松任谷夫妻と角川氏は親交が深く、今回のタッグは角川氏のオファーで実現。1983年公開の「時をかける少女」ではユーミンが主演の原田知世(52)が歌う同名主題歌を作詞作曲し、正隆氏が編曲で参加した。 夫妻が角川氏の監督作で主題歌を担当するのは中本奈奈(42)が主演した97年の「時をかける少女」以来23年ぶり。 ユーミンは“映画界の風雲児”とも呼ばれる角川氏の人柄について「愛すべき、破茶滅茶な角川春樹さん」とユーモアを交えて表現。続けて「常人には測り知れない長い苦悩が、人生の最終章で、こんなにも丁寧なやさしさに昇華されていることに、今は感動しています」と絶賛していた。 主題歌の歌唱は、2006年のアニメ映画「ゲド戦記」のヒロインの声を務め、挿入歌「テルーの唄」で脚光を浴びた手嶌葵に決定。情緒あふれる歌声に角川氏が惚れ込んだ。 ユーミンは「私も手嶌葵さんの質感豊かな歌唱を得て、心の奥の故郷や希望は決して消えないと、映画と共に伝えられたらうれしいです」と壮大なイメージに胸を躍らせていた。★正隆氏「僕の集大成」 編曲を担当した正隆氏は「この映画が角川映画の集大成、というのならこれは僕の音楽の集大成だ、と言っておこうかな」と力作をアピール。手嶌は「(今作は)優しい気持ちが自然に湧いてくるとても素敵なものでした。そんな世界観に寄り添うようなユーミンさんが作って下さった主題歌」と喜んでいた。この日、解禁されたポスターのメインビジュアルは、着物姿の松本と花魁になった主人公の幼なじみを演じる奈緒(25)が儚げな表情で遠くを見つめる構図で、2人の運命を暗示している。 

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 松任谷夫妻、角川氏と23年ぶりタッグ!「みをつくし料理帖」主題歌手掛ける