吉村洋文大阪府知事、１４日に休業要請解除判断

　大阪府の吉村洋文知事（４４）は１３日、大阪府庁で囲み取材に応じ、緊急事態宣言での休業要請の解除判断を当初より、１日前倒しして、１４日夜に府の対策本部会議を開き、施設の段階的な再開などを判断することを明かした。　府が示した独自基準「大阪モデル」の達成状況が１４日に基準の７日目を迎える。「１４日に総理が国全体の方針も示されると思いますので、それを踏まえて、これまで１５日としていた本部会議を１４日に開催します」。その会議の中で休業要請を解除する業種を決めるとともに、業種ごとの感染防止マニュアルも発表する。　「１４日に事業団体によって、（マニュアルが）出てくるところがあると聞いています。国が認めるガイドラインがあれば一番いいのですが、ないところが出てくるので、それをフォローできるような、全体をカバーできるようなガイドラインの仕組みを作っていきたい」と話した。要請が解除される場合は１６日の午前０時から実施される。　吉村知事は連日のテレビ出演について聞かれると「公務ですからね。趣味で出ているわけではありませんから」と前置きし、「緊急時こそ、大阪府がどういうことをやっているかオープンにすることが安心につながると思っています」と理由を説明。さらに「大変ですよ。ツイッターでつぶやくより、圧倒的な発信力ですから。発言を一歩間違えたら、非難されるのもあるし、メディアに出るときはパワーが要ります」と苦労も口にした。