志村けんさん“幻の出演映画”の代役は沢田研二 かつて同じ事務所の先輩、後輩

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志村けんさん“幻の出演映画”の代役は沢田研二 かつて同じ事務所の先輩、後輩
山田組の思いが詰まったメッセージビジュアルが公開。志村さんの笑顔がスクリーンで見られるはずだった【拡大】

 3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去したタレント、志村けんさん(享年70)が主演するはずだった映画「キネマの神様」(山田洋次監督)の代役を歌手、沢田研二(71)が務めることが15日、分かった。きょう16日は志村さんの四十九日。かつて同じ事務所の先輩で共演歴が多い沢田は「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と約束した。映画はコロナ禍で撮影を見合わせており、12月予定だった公開が来年に延期された。 かつて志村さんと苦楽を共にした沢田が故人の遺志を継ぎ、“幻の遺作”を世に送り出す。 志村さんと俳優、菅田将暉(27)が二人一役でW主演する予定だった「キネマの神様」は、映画の神様が一つの家族に奇跡をもたらす愛と友情の物語。志村さん演じる主人公ゴウは無類のギャンブル好きで、妻の淑子(宮本信子、75)ら家族に見放されたダメおやじだが、映画だけは愛してやまない人情あふれる役どころだった。 3月末までに菅田や、淑子の若い頃を演じる女優、永野芽郁(20)らが出演する過去パートは撮影済み。4月上旬から志村さんの現在パートを撮影予定だったが、志村さんは新型コロナ感染で緊急入院したことを受け、3月26日に出演を辞退していた。 撮影は4月4日からコロナ禍で中止に。スタッフは3月29日に志村さんが死去後、ほどなく代役の選考に入り、沢田にオファー。沢田は後輩の志村さんのためならと、男気で大役を引き受けた。 沢田は、かつて志村さんの先輩として同じ事務所に所属。志村さんがザ・ドリフターズの一員として出演したTBS系「8時だョ!全員集合」やフジテレビ系「ドリフ大爆笑」などの人気番組で共演し、2001年10月から03年3月までは文化放送「ジュリけん」のパーソナリティーとしてタッグを組んだ。 沢田の映画出演は06年の「幸福のスイッチ」以来15年ぶり。山田組への参加は1982年の「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」以来39年ぶりだ。 重責を担う沢田は「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と力強く宣言。山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」と期待を寄せた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 志村けんさん“幻の出演映画”の代役は沢田研二 かつて同じ事務所の先輩、後輩