【一問一答】孫正義会長「ウィー投資は失敗だった」ソフトバンクG巨額赤字

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【一問一答】孫正義会長「ウィー投資は失敗だった」ソフトバンクG巨額赤字
インターネットを通じて決算説明会を行うソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=18日午後【拡大】

 ソフトバンクグループ(SBG)が18日発表した2020年3月期連結決算は、純損益が9615億円の赤字(前期は1兆4111億円の黒字)となった。赤字額は1981年の創業以来最大で、通期の赤字は05年3月期以来15年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大が出資先企業の経営を直撃し、米共有オフィス運営会社「ウィーカンパニー」への投資で多額の損失を計上した。 孫正義会長兼社長の記者会見での一問一答は次の通り。 --巨額ファンド事業で投資をしている新興企業の88社についてコロナの影響は。 「15社が倒産し、15社が(よい方向に)大きく飛んでいく。残り60社はまあまあの状況になるだろう。(一部の)ライドシェアや、医療関係などのベンチャー企業は業績がいい」 --投資している米共有オフィス運営会社「ウィーカンパニー」については。 「投資は失敗だったと何度も認めている。私が(ウィーの経営者を)見損なった。ただ(コロナが感染拡大している)こういった状況では長期で(オフィスを)契約するよりは、短期で契約できるウィーワークのようなところにむしろニーズは出てくる」 --コロナショックのインパクトは。 「ITバブル崩壊やリーマン・ショックなど過去にあった崖から転げ落ちそうな状況に比べると、今回は余裕で崖の下をのぞいているような状況だ。その気になれば、4兆5000億円の資産を1年以内に現金化できるので財務は安全だ」 --前回2月の記者会見では楽観的な説明をしていたのではないか。 「これから業績が大きく改善すると考えていた。これほどコロナが世界経済に影響を与えるとは思わず、楽観している一人だった。今後、感染拡大の第2波があるかもしれず、今は決して楽観していない」

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【一問一答】孫正義会長「ウィー投資は失敗だった」ソフトバンクG巨額赤字