動画アプリ「ティックトック」のＣＥＯにディズニー有力幹部が就任

　動画投稿アプリ「ティックトック」を運営する中国の北京字節跳動科技（バイトダンス）は１８日、米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーの有力幹部、ケビン・メイヤー氏がティックトックの最高経営責任者（ＣＥＯ）に就任すると発表した。バイトダンスの最高執行責任者（ＣＯＯ）も兼務する。　メイヤー氏はディズニーの動画配信サービス「ディズニー＋（プラス）」の責任者。同サービスは昨年１１月に米国などで開始以来、新型コロナウイルスの巣ごもり需要も追い風に契約者を伸ばしている。　メイヤー氏はディズニーＣＥＯの有力候補との見方もあったが、今年２月、テーマパーク部門トップのボブ・チャペック氏がＣＥＯに昇格した。　ティックトックは、曲に乗せたダンスの動画アプリで若者を中心に人気が高まっている。一方で、米中関係の悪化を背景に、中国当局の関与の可能性を懸念する米議員もいる。バイトダンスには、ソフトバンクグループが傘下ファンドを通じて出資している。（共同）