【コロナに負けない がんばろうニッポン!】さだまさし「コロナとの戦いは宇宙戦争」 我慢で乗り越え自由を守りたい

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【コロナに負けない がんばろうニッポン!】さだまさし「コロナとの戦いは宇宙戦争」 我慢で乗り越え自由を守りたい
代名詞といえるコンサートの中止が続くさだまさしは、「何よりもまず生き延びること」と前向きに呼びかけた【拡大】

 日本一のコンサート回数を誇るシンガー・ソングライター、さだまさし(68)は誕生日だった4月10日、インターネットの無料配信ライブで、思い付きで作った『緊急事態宣言の夜に』を発表し、大きな反響を呼んだ。被災地をギター一本で励まし続けるさだは、新型コロナウイルスと苦闘する人々に寄り添い、感謝し、頑張れと連呼した。自由のため、不自由を受け入れる。決意のメッセージソングの真意を、本紙に語った。(取材構成・加藤俊一郎) 2011年の東日本大震災の後から、多くの被災地に出かけて、歌ってきました。今回ばかりは、行くわけにはいかない。行くと「密」になっちゃうから。 震災では1カ月くらい後、(笑福亭)鶴瓶ちゃんと一緒に現地に入りました。家族を、家を、財産をなくしても、僕らのトークで笑ってくれた。歌って、一緒に泣くことができる。なぜヒット曲があり、なぜ有名になったか。「音楽は無力だ」と思っていたけれど、これが有名にしていただいた僕に与えられた業務、仕事だと教わった。 ただネット社会は、ちょっと怖かった。4月10日の誕生日に「ライブやりたいなあ」って言ったら、仲間が簡単にできる方法を考えてくれて、ギター一本で配信ライブをやった。『緊急事態宣言の夜に』という歌を、思いつきで作りました。 コロナウイルスとの戦いは、宇宙戦争だと思っています。宇宙人が攻めてきているのに、人間同士でけんかしている場合ではない。 この状況で、ごみ処理をしてくれる人がいる。誰がかんだかわからないはな紙がこぼれてきても、平然と処理してくれる。防護服なしで。胸が痛むし、ありがたい。新聞配達も、宅配も。見えないところで働いている、動かざるをえない人がいる。その中で接触を8割減らせというのは、無理。だから不要不急の人はゼロにすれば、かぎりなく8割に近くなる。そんな思いの歌です。 言いたいことはいっぱいある。マスク、買いだめ、転売…。文句は政府にだけでなく、人の心にも、自分自身の心にも言いたい。緊急事態宣言で既に強い指示が出た。強い指示でも駄目だとなれば、強制する法律ができてしまう。そうなったら警官が道に立つわけでしょう? それは僕らの願っている未来なのか。 震災でも、行政は右往左往するばかりで、思ったことをやってくれないことも多かった。それでも生き延びた日本人の秩序意識は高い。もう一度僕らの我慢でこのウイルスを乗り越えて、日本のは平和ボケに近い緊張感のない自由だけれども、その自由を守りたい。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【コロナに負けない がんばろうニッポン!】さだまさし「コロナとの戦いは宇宙戦争」 我慢で乗り越え自由を守りたい