古市憲寿氏、夏の甲子園中止に疑問「大人がちゃんと頭をひねったのかな」

　社会学者の古市憲寿氏（３５）が２１日、フジテレビ系「とくダネ！」（月～金曜前８・０）に生出演。開催中止が決まった夏の甲子園について、自らの考えを語った。　ＭＣを務めるフリーアナウンサーの小倉智昭（７２）はこのことについて「夏の甲子園を目指してきた高校球児たちの気持ちを考えると本当に気の毒ですし、つらいと思うんですね」とした上で、高校総体や東京五輪が中止となったことを挙げ「高校野球だけを開催するっていうわけにはいかないですもんね」と話した。　これに対し古市氏は「甲子園、これ絶対無理だと思いますか？」と小倉に問いかける。小倉は「無理だと思いますね」と即答するが、古市氏は「今、コロナといかにうまく付き合っていくかということが求められているわけじゃないですか。だから無観客でやるとか、時期をずらすとか、それってやっぱり現実的じゃないんですかね」と開催中止の決断に疑問を呈した。　高校の夏休み期間にやらないといけないことや、プロ野球との兼ね合いにより日程の移動が難しいことを小倉が説明すると、古市氏は「その理屈もわかるんですけど、本当に大人がちゃんと頭をひねったのかなっていうのがすごい疑問で」と発言。甲子園を「高校生のやる気を食い物にしたイベント」と断じ、「それに関して大人側が本当に高校生にちゃんと向き合ってるのかなってちょっと疑問だなって思っちゃいましたね」と繰り返した。