４月のＤＶ相談、１・３倍　外出自粛のストレスか

　橋本聖子男女共同参画担当相は２２日の記者会見で、４月に各地の配偶者暴力相談支援センターに寄せられたドメスティックバイオレンス（ＤＶ）の被害相談は１万３２７２件で、昨年４月の約１・３倍になったと明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響とみられる。橋本氏は「支援の充実にしっかり取り組みたい」と話した。　内閣府が速報値として集計した。橋本氏は「生活不安やストレスから実際に増加したことと、報道によってＤＶの問題や相談先が周知されたことがある」と背景を分析。「ＤＶの被害に遭った人が、一人でも多く相談や支援につながることが大事だ」と述べた。　また内閣府が新設したＤＶの無料相談窓口には、１カ月で電話やメールなど計約４４００件の相談が寄せられたことを明らかにした。