米レンタカー大手「ハーツ」がコロナ破綻 空港利用客が激減

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米レンタカー大手「ハーツ」がコロナ破綻 空港利用客が激減
 米レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスは22日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請し、経営破綻した。新型コロナウイルスの感染拡大で、売上高の3分の2を占めるとされる空港からの利用客が急減し、業績悪化に拍車が掛かった。 ハーツは近年、配車サービスのウーバー・テクノロジーズやリフトとの競争激化で業績が低迷。各国の移動制限措置による航空需要の激減が追い打ちとなった。マイカーの修理などに伴う利用客も在宅勤務拡大の影響で落ち込んだ。法的手続きの下で負債を圧縮するなどして再建を目指す。欧州やオセアニア地域の店舗、フランチャイズ店は法的手続きの対象外としている。 今年3月末時点での負債総額は約190億ドル(約2兆円)。 ハーツは1918年に創業。米メディアによると、欧米やオセアニア地域にフランチャイズを含め1万2400店を展開している。資金繰りが逼迫し、今年4月には北米で1万人の人員削減に踏み切っていた。 インターネットの公式サイトで、日本から海外の旅行先でのレンタカー予約も受け付けている。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 米レンタカー大手「ハーツ」がコロナ破綻 空港利用客が激減