緊急事態宣言、全面解除を表明 安倍首相「流行ほぼ収束」

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緊急事態宣言、全面解除を表明 安倍首相「流行ほぼ収束」
新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の全面解除を表明する安倍晋三首相=25日午後、首相官邸(撮影・春名中)【拡大】

 安倍晋三首相は25日夕に記者会見し、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について、北海道と首都圏の東京、埼玉、千葉、神奈川の計5都道県で終了し、全都道府県で解除すると表明した。政府は外出やイベント開催の自粛、休校などの要請を段階的に緩和する方針だ。首相は「わずか1カ月半で流行をほぼ収束させることができた」と強調。再流行に備え、医療体制の充実に2兆円の予算を積み増すと説明した。日本の感染症対策は新たな局面に入った。 緊急事態宣言は4月7日に7都府県を対象に初発令してから49日間で、全面解除となった。政府は夜の対策本部会合で正式決定し、官報への公示で効力が発生する。首相は感染者の増加スピードが再び高まれば「2度目の宣言発出の可能性もある」と指摘した。 会見で首相は「あらゆる活動について感染防止対策を講じることを大前提に、本格的に再開していく。感染リスクをコントロールしながらどうすれば実施できるかという発想が重要だ」と呼び掛けた。一方で「完全なる日常を取り戻すには、かなりの時間を要する」とも語った。 医療体制の強化などを含む2020年度第2次補正予算案に関し、1次と合わせた事業規模が200兆円超となるとの見通しを示した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 緊急事態宣言、全面解除を表明 安倍首相「流行ほぼ収束」