安倍首相、社会経済活動再開に「新たな日常目指す」発想転換を呼び掛け

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言全面解除について記者会見する安倍首相（右）＝２５日午後、首相官邸【拡大】

　安倍晋三首相は２５日、官邸で記者会見し、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の全面解除後の社会経済活動再開に関して「目指すのは新たな日常をつくり上げることだ。ここからは発想を変えていこう」と呼び掛けた。かつてのような日常を取り戻すには「かなりの時間を要する」とも語った。　新型コロナに関する政府対応については「まだ検証の段階ではない」と強調。感染者の増加スピードが再び高まれば「２度目の緊急事態宣言発出の可能性もある」と述べた。感染者と濃厚接触した可能性を知らせるスマートフォン向けの接触確認アプリについて、６月中旬をめどに導入する考えを示した。　飲食店などの事業者の活動再開に関し「ガイドラインに沿った感染防止の取り組みに１００％補助を行う」とした。