「緊急事態宣言」全面解除、どうなるエンタメ界 1000人規模公演は6月中にも

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「緊急事態宣言」全面解除、どうなるエンタメ界 1000人規模公演は6月中にも
新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の全面解除を表明する安倍晋三首相=25日午後、首相官邸(撮影・春名中)【拡大】

 政府による緊急事態宣言の全面解除を受け、エンターテインメント業界は25日、新型コロナ対策を講じながら撮影再開やイベント実施などに向けて本格準備に入った。ただ、課題は山積みだ。 映画館は今週末から再開が見込まれるが、現状、「名探偵コナン 緋色(ひいろ)の弾丸」など公開延期の話題作が多数あり、公開日の再調整に難航。当面は延期作品の公開が最優先となり、関係者は「公開が見通せず、撮影中止を決めた新作もある」と明かす。 連続ドラマは6月から撮影を再開。バラエティー番組は同中旬まで“公道や一般家庭でのロケ禁止”などの対策マニュアルに従いながら制作。中旬以降はリモート出演者も徐々に減らし、観覧者を招く番組ではソーシャルディスタンスに配慮しながら再開する。 音楽業界では、政府がライブハウス再開について6月中旬以降との見通しを示した。これを受け、業界団体と専門家との協議を待って、早急に対策マニュアルの作成を進めることになりそう。 東京都のロードマップでは、1000人規模の公演は最短で6月中にも開催可能。ただ、会場として最も使われる2000人規模のホールでは半数しか収容できず、収益的に厳しくなるため、関係者は「制作費を半分以下に落とすなどの努力が必要」と説明。野外ライブ開催は「早くて秋以降」との見解を示した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 「緊急事態宣言」全面解除、どうなるエンタメ界 1000人規模公演は6月中にも