ライザップが抗体検査を無償実施へ　トレーナーや利用客が対象

　フィットネスクラブ運営のＲＩＺＡＰ（ライザップ）グループは２６日、ジムのトレーナーや利用客を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を無償で実施すると発表した。感染への不安を解消する目的で、少なくとも１万人を超える規模になる見通し。東京都内の病院と協力し、検査結果を学術研究にも活用する。　グループ７５社の全社員５３４６人とライザップブランドの全トレーナー１１５２人が対象で、近く検査を始める。利用客はマンツーマンレッスンの会員に限定する予定。　利用客は事前に問診票を記入し、自宅に送られる検査キットを使って２種類の抗体を調べる。トレーナーら従業員の感染が判明すれば隔離療養させるほか、店舗の閉鎖などの対応も検討する。　同グループのフィットネスジムは自治体の営業自粛要請に基づき、多くの店舗で休業を継続している。今後は感染症専門医と策定した新たな運営基準に従って感染対策を進める。