吉村知事「理解不能」 大村知事の「大阪医療崩壊」に反論

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吉村知事「理解不能」 大村知事の「大阪医療崩壊」に反論
吉村洋文大阪府知事【拡大】

 愛知県の大村秀章知事が新型コロナウイルス感染拡大を巡って「東京、大阪は医療崩壊の状態」との発言を繰り返している。大阪府の吉村洋文知事は「大阪で医療崩壊は起きておらず、根拠が不明」と反論し、知事同士による異例の応酬になっている。 一方、同じく大村氏に名指しされた東京都の小池百合子知事は28日、記者団の質問に「他の自治体の人が言ったことに答えるつもりはない。東京に集中したい」と述べるにとどめた。 大村氏は11日の記者会見で「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊。東京と大阪では起こっている」と発言。26日にも、感染者や救急の受け入れを病院が断っている状況を検証しなければならないと強調し「首都圏、大阪の課題ではないか」と述べた。 吉村氏は発言を受けて27日のツイッターで「何を根拠に言っているのか全く不明」と指摘。大村氏と名古屋市の河村たかし市長との確執を念頭に「根拠のない意見を披露する前に、名古屋市ともう少し連携したら、と思う」と皮肉った。 大村氏は医療崩壊と指摘する根拠について、4月下旬の時点で大阪府の感染者のうち多数が自宅待機になっていたとの厚生労働省調査を挙げ「病院に入りきれないのであれば医療崩壊だ」と説明する。 大阪府によると、感染者が急増した時期に、数百人が一時的に自宅待機となったことはあったが、重症者が治療を受けられないような事例はないという。吉村氏は28日、記者団に「(大村氏が)なぜそうおっしゃるのか理解不能。相手にしないでおこうと思う」と突き放した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 吉村知事「理解不能」 大村知事の「大阪医療崩壊」に反論