志村けんさん愛飲の焼酎「鹿児島大地」が父の日のギフト用に注文殺到

　ザ・ドリフターズのタレント、志村けんさん（享年７０）が新型コロナウイルスによる肺炎で死去してから２９日で２カ月を迎えた。故人が愛飲した焼き芋焼酎「鹿児島大地」が６月２１日の「父の日」のプレゼント用に注文が殺到している。　「鹿児島大地」は東京・東村山の実家に設置された献花台に供えられたことで知られるようになった。「鹿児島大地」は歌手で俳優、杉良太郎（７５）のプロデュースで、鹿児島の蔵元で限定生産。深みのある味わいが特徴で、２００４年に杉の妻で歌手、伍代夏子（５８）が故人にプレゼントしたのを機に愛飲するようになった。　限定生産のため、基本はネット販売のみ。東京・麻布十番の鉄板焼き店「三と十」など志村さんいきつけの飲食店のみに入荷している。販売元の杉友によると、志村さんの死去後、ファンからの問い合わせが急増し、この２カ月で数千本の注文を受けたという。　発送準備に追われる担当者は「最近は父の日に合わせて送ってくださいという注文が多いです」と説明。続けて、「志村さんの優しくおおらかな雰囲気に、父親の姿を重ねる方が多いのでは。家族で会話しながら味わっていただけたらうれしいです」と話していた。