木村花さん死去で「テラハ」番組検証へ　フジ遠藤社長「認識が十分ではなかった」

　フジテレビの遠藤龍之介社長は２９日、同局系リアリティー番組「テラスハウス」に出演した女子プロレスラー、木村花さん（享年２２）がＳＮＳで非難を受けた後に死去した問題で、番組の検証を行う意向を報道各社に発表した文書で示した。　「刻々変化する出演者の心の在り方という大変デリケートな問題を番組としてどう扱っていくか、時としてどう救済していくかについて、向き合う私どもの認識が十分ではなかった」とコメント。企業広報室によると、検証は出演者や関係者への聞き取り、制作資料や素材ＶＴＲの確認、ＳＮＳの反応の調査など事実関係を精査していく。この問題で同局はすでに同番組の制作と放送中止を発表している。　関係者によると、この日、木村さんの通夜が東京都内の斎場でしめやかに営まれ、約１００人が参列したという。